新電力破綻 過去最多
【5言で要約】
- 2021年、過去最多の撤退件数
- 新電力会社が31社撤退する。(706社中)調達コストと販売コストが釣り合わなくなっていることが原因。
- 競争激化する新電力
- 1年ぐらいまでは市場で電気を4円で買って20円で売るという、美味しいビジネスであった。だからこそ700社以上の参入し、2021年時点では販売電力量の全体の21%を占めるようになった。
- 市場調達する小売業者への負担
- 再エネの普及と調達価格上昇の関係
- 供給責任と制度整備
- 問題は発電する業者にとって、発電設備の稼働とその費用負担が高いこと。そのために容量市場というものを作って、小売業者に負担してもらう仕組みができている。
【興味を持った理由】
【いろんな視点】
- 新電力も大手電力もまさかの地政学リスクや海外のインフレで急に太陽光や風力の必要性が上がったなあ あと、蓄電技術への投資も加速しそう。
- 別に新電力会社が潰れようが、ネットで30分もあれば別の会社に変えられるから個人レベルならたいしてリスクもないと思う。メーターとか電線とかの設備は東電とかの使ってるから工事も必要ないし。
- 新電力は入札方式だから供給が足りなくなれば青天井で調達価格が跳ね上がる。逆に電気が余ってる時は格安で買えてぼろ儲け出来たんでしょうけど。 今回のように発電コストが原因だったら既存の電力会社も当然大幅値上げするでしょう
- 動画後半の議論に注目。要するに新電力のやってるのは、いい時代の旨味だけを享受して、不都合になったら辞めまーすってこと。そして、こんなことは電力自由化を進めてきた他国の事例から事前に分かっていたこと。結局、国がやったことは、既存の大手電力の利益を新電力に移し、その結果、既存電力の体力が奪われ、産業構造としてボロボロに、あげく、現状は供給責任だけを大手電力に押し付けている格好。原発を動かして、電力の供給力を確保し、安価なエネルギーを供給させて、国際競争力を高めることこそが国の責任だと思う。
- そもそも競争原理が働く構造になっていないんだから当たり前
- 大手の電力会社と新規の電力小売り業社の違いについてもっと詳しく調べたい。大手だとなぜ市場調達する電力小売業者より影響が小さいのか